バイヤーズ・リコメンド – その2<br> シップス バイヤー 荒島潤一さん

バイヤーズ・リコメンド – その2
シップス バイヤー 荒島潤一さん

バイヤーズ・リコメンド – その2<br> シップス バイヤー 荒島潤一さん

LAVENHAMを取り扱っているショップは、LAVENHAMのどんな部分に魅力を感じているのか。今回はシップス 商品1部 のバイヤー、荒島潤一さんにお話をうかがいます。(取材協力 : シップス渋谷店)

シップスにおけるLAVENHAMは、どのような位置付けのブランドですか?

「僕はシップスに入社して10年ですが、入社当時からすでにLAVENHAMは扱っていましたし、シップスでは秋冬アウターの定番的位置付けです。キルティングジャケットの代表なので、指名買いのお客様も多いブランドです。乗馬から始まった歴史や、現在もイギリス製を貫いていることなどまでお客様に完全に浸透しているわけではないとは思いますが、我々がお店でLAVENHAMをお奨めするときは、そういうお話もさせていただくと、共感をしてくださる方も多いです。最近では意外とモデル名もご存知の方も増えていますね」

このお店では、やはりスーツのアウターとしてお買い求めされる方が多いですか?

「そこは半々だと思います。オフも使えて、スーツでも使えるところにこのブランドの良さがあると思うので、我々も『これはスーツの上に着るべきもの』、というお奨めの仕方はしていません。だからこの渋谷店の場合、LAVENHAMはこの4Fのドレスのフロアにも置いてあるし、3Fのカジュアルのコーナーの両方に置いてあります。3Fと4Fで扱っている商品も基本的には同じで、それもこのブランドの汎用性の広さだと思いますね」

LAVENHAMは、4Fのドレスフロアだけでなく3Fのカジュアルフロアでも取り扱われている。

LAVENHAMは、4Fのドレスフロアだけでなく3Fのカジュアルフロアでも取り扱われている。

今シーズンは、シップス別注の[KEDINGTON(ケジントン)DL]という新しいモデルが店頭に出てきました。これはどういう経緯で生まれたものですか?

「このモデルは実は当店のお客様からの声が元になっています。昨年のラインナップに[DENSTON(デンストン)]のライナー付きのモデルがあって、その裏がボア仕様になっていました。ウチでは少量しか扱わなかったのですが、それが非常に反応も良かったんです。ただ、そのモデルはライナーが外せなかったので、お客様から『これが外れるものがあったらいいのにね』というお話がありまして。そういう経緯で今回のモデルをLAVENHAMさんに相談して生まれました」

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今回の[ケジントン]は、どういうところがポイントですか?

「まずはボアのライナーが取り外せることです。最初はボタンでも試作品をお願いしたのですが、最終的にはこのジップの“ラウンド式”が一番機能的でした。ベースとなったのは定番モデルの[RAYDON(レイドン)]です。ドレスのフロアでは[DENHAM(デンハム)]も人気なのですが、[レイドン]は身幅が細身で、その方が最近のスーツのスタイルには合うのではないかと。ただ、[レイドン]は少し着丈が短いんです。カジュアルスタイルでは良いのですが、このドレスのフロアでのアウターは、“ジャケットの着丈が隠れないといけない”という僕なりの考えもありまして。だからまず[レイドン]に着丈の長さを足す別注をして、そこからボアの仕様を追加しました」

LAVENHAMで、別注モデルに正式な名称が付くのは珍しいことですね。

「はい。それも知っていたので、光栄でした。最初は[ケジントン]というモデル名はなくて、[レイドン ロング]だったんです。そこにデタッチャブルのボアを付けたことで、英国のLAVENHAMから正式に[ケジントン]の名称をいただきました。ただ、これをインラインでも販売したいというお話もいただいたので、『もう少しエクスクルーシブでやらせて下さい』とお願いしていますので、まだしばらくはシップス限定モデルです(笑)」

ジップを一周させることで、簡単にライナーを取り外せる仕様に。試行錯誤の末、長いシーズン着こなせる特別モデルが完成した。

ジップを一周させることで、簡単にライナーを取り外せる仕様に。試行錯誤の末、長いシーズン着こなせる特別モデルが完成した。