バイヤーズ・リコメンド – その7 <br>SHIPS ウィメンズ 松浦奈美子さん<br>「いつの時代も、引き継がれるような存在のブランドです」

バイヤーズ・リコメンド – その7
SHIPS ウィメンズ 松浦奈美子さん
「いつの時代も、引き継がれるような存在のブランドです」

バイヤーズ・リコメンド – その7 <br>SHIPS ウィメンズ 松浦奈美子さん<br>「いつの時代も、引き継がれるような存在のブランドです」

ラベンハムを取り扱っているショップやブランドは、ラベンハムのどんな部分に魅力を感じているのか。今回はSHIPS(シップス)のウィメンズのバイヤー、松浦奈美子さんに聞きました。

歴史やイメージだけでなく、長いシーズン着られる実用性も魅力

トラッドを軸にしたセレクトに長年定評のあるセレクトショップ、SHIPSでバイヤーを努めている松浦奈美子さんは、ショップスタッフを経て、現在はウィメンズのバイイングを担当されています。「私が入社したのが10年ほど前ですが、その時にはすでにラベンハムは定番的な位置付けでお店に並んでいました。ブランドに歴史もあり、“キルティングの代表格”としてイメージも確立されているので、トレンドに左右されずに、安定して求められているのだと思います」。

幅広い商品を取り扱うSHIPSのウィメンズ中でも、ラベンハムの場合はブランドの指名買いする方も増えているそう。「もちろん初めて知る方もいらっしゃいますが、購入される方のほとんどが、ラベンハムというブランドのことをよくご存知で、詳しい方はモデル名までご指名されます。女性は見た目の印象やかわいさを重視するので、ブランド自体にはこだわらない方も多いのですが、ラベンハムはそういう意味でも少し独特の立ち位置にあるかもしれません」。

数多くショップのあるSHIPSの中でも、ラベンハムが売れているのは、関東を中心にしたエリアが多いそうです。「東京を中心にした地域は、冬が寒いといっても実際に極寒になるのは年明けになってからなので、ダウンのような保温性の高いアウターは、結局2ヶ月ほどしか着ないんです。ラベンハムの場合は、温かいのはもちろんのこと、軽いし、シーズンも長く着ることができます。トレンドに左右されないから長く着れるというのもありますが、実際に気候面での実用性の高さも人気の理由だと思います」。

世代を超えて引き継がれるブランド

SHIPSのウィメンズでは、毎シーズン数型のラベンハムを仕入れ、別注も積極的に行なっています。「毎シーズン、色を変える、裏地を変えるなど、何かしら別注をさせてもらっています。もともと完成されているので、別注する必要はないかもしれないのですが、何か特別感を出したい欲があるんです(笑)」。今年SHIPSで松浦さんが手がけたのが、裏地全面にファーを使用したモデル。これはリバーシブルで着用することのできるアイテムになっています。

今シーズンのSHIPSウィメンズで取り扱っているラベンハムは2型。毎シーズン必ず数型に絞り、その多くは別注している。

今シーズンのSHIPSウィメンズで取り扱っているラベンハムは2型。毎シーズン必ず数型に絞り、その多くは別注している。

「前シーズンから、ファーを使ったモデルがすごく人気だったんです。実際温かさもありますが、フードからちらっとファーが見えたりする、見た感じのかわいさも女性のお客様に受けたのだと思います。お店でもそういう声が多かったので、今シーズンは思い切ってファーをリバーシブルで着られるようにしました。ラベンハムさんは長年のお付き合いもあるのでいつも非常に協力的なのですが、今回ファーを全面にして、表裏で着られるものという発想はなかったということで、面白がっていただきました。実際にいま店頭でも非常に良い感触を得ています」。

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SHIPSでラベンハムを購入される世代は、30代を中心に、40、50、60代まで幅広くいらっしゃるそうです。松浦さんが店頭に立っていた経験をもとにした分析では、「年齢層が広い理由としては、親から娘さんに買ってあげる、あるいはその逆も多いんです。歴史もあり、作りも英国製、そしてアフターケアもしっかりしているので、自分が着てよかったと思った方が、違う世代の方にもおススメしているんです。時代が求めるサイズ感や丈感は変わりますが、ラベンハムはそれをちゃんと取り入れていますし、普遍的な存在なので、いつの時代に着ても古臭くならないんです。そうやって引き継がれる存在であることは、トラッドを中心にしてきたSHIPSとも通じるところがあると思います」。