バイヤーズ・リコメンド – その1<br> ユナイテッドアローズ バイヤー 豊永譲司さん

バイヤーズ・リコメンド – その1
ユナイテッドアローズ バイヤー 豊永譲司さん

バイヤーズ・リコメンド – その1<br> ユナイテッドアローズ バイヤー 豊永譲司さん

LAVENHAMを取り扱っているショップは、LAVENHAMのどんな部分に魅力を感じているのか。今回はユナイテッドアローズ メンズバイヤー、豊永譲司さんにお話をうかがいます。(取材協力 : ユナイテッドアローズ銀座店)

ユナイテッドアローズ(以下UA)のお店では、LAVENHAMはどのような方に求められていますか?

「LAVENHAMは、UAが長きにわたり展開しているブランドということもあり、お客様にはかなり浸透しています。年齢は30代中盤くらいのビジネスマンの方が多いですが、下は20代、上は50代以上の方もいて、買われる方の幅が広いことも特徴です。ホースブランケットというルーツがあり、現在も英国生産にこだわっていて、しかも自社工場で作っている。そういうことも知っているからこそ買う、“本物志向”の方が多いと思います。しっかりバックボーンもあるのに、定番モデルなら3万円代からあって、そういう誠実な価格設定の面も人気がある理由だと思いますね」

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ビジネスマンの方が「スーツの上に着るジャケット」として買われるケースが多いですか?

「当然そういうお客様は多いですが、オンオフ両方で着られるからLAVENHAM、という方も多いですね。都市生活者にとってリアルな、“機能”としての軽さや温かさもあるので、特に都市部で使いやすいのだと思います」

なぜスーツとLAVENHAMの相性は良いと思われますか。

「今はどこのブランドでも、割とスリムフィットやタイトなものの割合が増えています。しかし、どんなにスタイリッシュでも、ジャケットの上に羽織ることも考えると、細ければいいというわけではありません。LAVENHAMにも細身のモデルはありますが、定番モデルではボックスシルエットのものも多く残しています。だからツイードジャケットなどの厚めの生地との相性もいいし、少し恰幅のいい方でもスーツの上に難なく着こなすこともできる。そういうオリジナルな部分をキープしているところも、結果的にスーツとの相性の良さに繋がっていると思います」

2016年AWシーズンの、UA別注モデル[TOPCROFT(トップクロフト)]はどうやって生まれたのでしょうか。

「ミリタリージャケットの“M-65”のインナーキルトは、よく古着屋とかでも見かけると思うのですが、私も古着好きなので、『こういうものがLAVENHAMであったら』 と思ったんです。古着屋さんで買うことに抵抗のある方もいるでしょうし、こういう雰囲気の物だけど、少し上品に着られるものを探している人が、特にファッション好きの中には多いのではと思いました。『これと似た感じのものはあるんですか?』とLAVENHAMさんに聞いたら、『実は昔作ったモデルの中に似たものがある』ということで、今回はそれを少しアレンジさせていただきました」

どういう部分をアレンジされたのですか?

「袖口は筒袖だったものを、ミリタリーで使用されるようなウールのリブに変更しました。また“ダイヤモンド・キルト”(※ダイヤ型のキルトパターン)がラベンハムの特徴だと思うんですが、それをアーミーキルトに変えることで、さらに男らしい雰囲気を出しました。コーデュロイの色やボタン、裏地の色も細かく指定しています。オリーブと黒の2色展開で、オリーブがこのモデルの出発点ですが、黒もまた今新鮮になってきているので、便利に使っていただけると思います」

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豊永さんが考える、LAVENHAM最大の魅力とは何でしょうか?

「“物から伝わる誠実さ”、みたいな部分かも知れません。メイド・イン・イングランドにこだわっていて、自分たちの範囲内で物作りをしているから、オリジナルのスペックもブレない。結果的にお客様の顔がしっかり見えるブランドやプロダクトになっているところだと思います」