春のラベンハムは、キルティングがインナーに?

春のラベンハムは、キルティングがインナーに?

春のラベンハムは、キルティングがインナーに?

ラベンハムといえば、ダイヤモンドキルトのキルティング。ぱっと見でも「ラベンハム」と認識できる、機能と一体化したデザイン的アイコンとも言えるでしょう。ところがこの春からキルティングが内側に配されたラベンハムが多数登場します。今回は「インナーキルティング」の新作モデルをご紹介します。

外見は普通のコート、その裏側に……

キルティングは、「ラベンハムがラベンハムであることの証」のようなものです。英国のホースブランケットから誕生したこのブランドは、これまでの歴史の中で「ダイヤモンドキルト」を配したキルティングジャケットを数多く世に送り出してきました。その中には、時代の中で定番的な位置づけになったモデルも存在します。それゆえキルティングは、ラベンハムのデザインアイコンとしても機能するようになりました。

しかしラベンハムの中には小さな葛藤がありました。「軽くて保温力があるラベンハムを春にも着たい。でもキルティングは視覚的にも暑そうに見えてしまう」というお客様からのご意見でした。そのため、春先に向けたシーズンのプロダクトはキルティングの中綿を薄くするなどのアレンジをしてきましたが、お客様の「キルティング=冬」というイメージを覆すことがなかなかできませんでした。

そこでラベンハムは、ブランドのアイデンティティであるキルティングをインナーとして使うことを検討し始めました。そこにもう一つの葛藤が生まれます。「アイコンであるキルティングを内側に使ってしまうと、ラベンハムらしさが失われるのではないか」という懸念でした。

しかし昨シーズン、ラベンハムを多数取り扱うショップ「BRITISH MADE(ブリティッシュメイド)」の店頭から、「ライナーが取り外し可能で3シーズン使えるラベンハムのコートを作って欲しい」という複数のお客様の声が届いたのです。英国ラベンハム社が検討の結果、このアイデアは正式にGOに。そうしてショップ別注という形でリリースされたステンカラーコートは、店頭でも大ヒットとなったのです。

その結果、2018年SSシーズンのインラインコレクションの中でも、インナーにキルティングを使用したモデルを複数型お届けできることになりました。

ジップで“キルティングライナー”の着脱が可能なモデル

上記にご紹介したメンズとウィメンズのモデルは、ぱっと見は普通のコートやジャケット。しかしその内側にブランドのアイコンであるキルティングをライナーとして使っています。そのライナーの取り外しはジップで簡単に行えるので、少し肌寒い日はキルティングライナーを付けて、暖かくなってきたらライナーを外して使用することができるため、春だけでなく、秋、冬と長いシーズン使うことができるのが大きな特徴です。

キルティング面と別生地をリバーシブルで着られるモデル

また、キルティングをリバーシブルとして使えるようにしたモデルもメンズとウィメンズで1型ずつ登場しています。こちらは春先を意識して作られているため、キルティングの分量も程よく少なめで、着心地が軽く仕上がっていることも特徴になっています。

目的に沿って選べる3素材。

ラベンハムは近年、「ラブンスター」という従来のポリエステルよりも強度を高め、撥水加工を施した生地を採用し、同時にウールなどを表面に用いたキルティングジャケットを主に秋冬では展開してきましたが、今季のラベンハムは3素材展開。ハリがありビジネスシーンにも使いやすい、コットン×ポリエステルの撥水性のあるツイル地。ポリエステル100%で撥水性と透湿性があり、シワになりにくい為、ライニングを外し、レインコートとして持ち運びも便利なタッサー地。ポリエステル×レーヨン×ポリウレタンと化繊の混紡生地ながら、見栄えはウールの様で高級感がありリバーシブル時はサラっとした肌さわりで機能的な素材。どれも特徴があり、目的に対して選びやすい生地が揃っています。