“隠れたキルティング使い”で、春の新作に異変あり?[メンズモデル編]

“隠れたキルティング使い”で、春の新作に異変あり?[メンズモデル編]

“隠れたキルティング使い”で、春の新作に異変あり?[メンズモデル編]

「ラベンハムといえば、キルティングジャケット」。それがこれまでのラベンハムのアイデンティティであり、デザイン面における特徴でもありました。ところが2018年春夏シーズンの新作の中には、パッと見はキルティングジャケットに見えないモデルも登場しています。今シーズンのラベンハムが満を持して送り出す春の新作の魅力とは?

ラベンハム社とコアなユーザーの間では、長年小さな悩みが共有されていました。それは「春先もラベンハムを着たいけれど、キルティングジャケットは秋冬アウターのイメージが強く、見た目にも暑そうに見えてしまう」というラベンハム・ファンの方々のご意見でした。

ラベンハム社はその意向も受けて、春物には薄手のキルティングを投入することでそのリクエストにも応えてきましたが、それでも「ビジュアル的にも保温性の高い」キルティングジャケットは、そうしたユーザーの意見をクリアするものではなかったのも事実です。

キルティングジャケットではない薄手のアウター類は、もちろんイギリスの工場でも作ろうと思えば作れたのですが、「それでは“ラベンハムらしさ”や“ラベンハムである理由”がない」と考え、そうしたプロダクトを送り出すことはしてきませんでした。

そんな中、2017年春に日本のセレクトショップであるBRITISH MADEのリクエストから生まれたのが、「キルティングをライナーに使ったコート」でした。これがラベンハム・ファンの潜在的な心理をくすぐり大ヒット。伝統を重んじるラベンハム本社も重い腰を上げて、メインラインの中にもキルティングを内側に配したプロダクトを生産することが決まったのです。

前置きが長くなってしまいましたが、今回ご紹介するのは、そんな経緯を経て生まれた新しい春のラベンハムのアウターです。見た目はオーセンティックにこだわりつつも、あくまでラベンハムらしく仕上げた新作をご覧ください。

ステンカラーコートのBOYTON

見た目はごくシンプルなステンカラーコートに仕上げたモデルが[BOYTON(ボイトン)]。今回の新作の中でも一番ベーシックで、ビジネス向けのモデルです。裏地にはキルティングが配されていますが、ライナーとして取り外しが可能なので、寒い時期はライナーを付けて、暖かくなってきたらライナーを外して使用すればロングシーズン使えるようになります。

シンプルなトレンチコートKESGRAVE

トレンチコートタイプの[KESGRAVE(ケスグレイブ)]は、トレンチコートでよく見られる肩章やガンパッチを排することで、シンプルなデザインに仕上げています。ゆったりとしたサイズ感なので、ビジネスシーンではもちろんのこと、カジュアルでも着られるデザイン。こちらもデタッチャブルライナーを採用しているので、寒い時期から春先までロングシーズンで使えるところも強い魅力です。

リバーシブルのロングコート、BENTLEY

表側と裏側で大きく印象が変わる、リバーシブルのロングコート[BENTLEY(ベントレー)]は、キルティングと、サマードレスチェック地で雰囲気がガラリと変わる贅沢な一着です。サイズ感はゆったりと作られているので、スーツの上に着ても動きを制約せず、カジュアルで着てもトレンド感のあるシルエット。二通りの使い方ができるので、通年でも使うことのできるモデルです。

ラベンハムらしいミドル丈、ALDHAM

デタッチャブルライナーを配した今シーズンのモデルの中で、もっともラベンハムらしいデザインでありながら、遊び心の感じられるミドル丈のタイプが[ALDHAM(アルドハム)]です。着丈は秋冬人気モデル[DENSTON 3(デンストン スリー)]と同じに作られていながら、サイズ感は少し大きめに作られています。衿や斜めに入ったポケット口にはラベンハムでおなじみのコーデュロイを採用。軽い着心地で、スーツの上の外しとしても、カジュアルなジャケットとしてもロングシーズン楽しめるモデルです。